(今回の旅行の記事からはずれますが)シャトレ-レ・アル駅(Gare de Châtelet - Les Halles)についてです。
話は、もうはるか彼方の昔のことです。 マドリット在住時、夏休みに甥が遊びに来て、パリに遊びに行った時の
ことです。 その頃は、”地球の歩き方”というガイドブックを、当然のごとくもっていました。 今思えば、人生で最後にもった地球の歩き方が、あのパリ編だったとおもう。
シャトレ-レ・アル駅は、CDG空港と並んで嫌いなのですが(中で迷って、歩き回ると、同じところに戻ってくる)、空港と同じく、なかなか避けられない場所なんです。上野のように、そこから乗り換えて市内に散らばるのです。
当時、友達におどろかされたこともあり、私は、シャトレ-レ・アル駅にはおびえていました(危ないと言われていた)。 地球の歩き方には、シャトレ-レ・アル駅の近くのある小さな広場だったか、交差点だったか、そこには、売春婦が立ってる場所だから、近づかないようにとかいてありました(そして、そこがどこであったか、全く覚えていない)。
さて、甥と私は、夜遅く、シャトレ-レ・アル駅に到着しました。ホテルはオペラ座の近く。で、外にでようとして"Sorti" (だっけ)をたどっていっても、駅の中をぐるぐる回っているだけで、永久に地上に出ることはできませんでした。
っと、むこうから日本人らしき女性が来る! 私は、ネズミ捕りのように彼女の前に立ち塞がり、英語で話かけました(ほら、韓国人かもしれないし)。しかし、彼女はフランス語以外は話せませんでした。 私が、唯一いえたのが、je veux sortir(出たいの)。
彼女:地下鉄のホームを指差し、ラバラバ(あっちあっち、らしきこと)
私:”ちがうのよ、地下鉄に乗りたいのじゃなくて、外にでたいの”
彼女: ラバ
私:ラバ?
彼女:ラバ
どうも、ホームを通って外に出るらしい。 最後にわたしも、ラバラバとつぶやき、地下鉄のホームにあがっていきました。 それまで、後ろでボーと立っていた甥が、”汚ねー”とつぶやきながら、ついてきました。 恐ろしく汚い地下鉄のホームでした。 白人系の人がいないのが怖いと、思いましたが、自分が白人じゃないのも、忘れていました。
ほぼ、奇跡的に、私たちは、地上に出ることができました。
っと、そこは、地球の歩き方で、”ここだけには、行ってはいけない”と警告していた街角でした。 ひー、わたしは甥には、そのことは告げずに、目の前のタクシーに乗り込んでホテルへむかいました。
次の日、オペラの近くのお寿司やさんで食べてる途中に、たまたまパリに滞在していたミリアンから、電話がきました。
わしたちは、タクシーに乗り込み、運転手さんにミリアンと電話で話してもらい、彼女が待っているところまで、行ってもらいました。
到着すると、そこは、昨日の、”地球の歩き方が、近寄ってはいけないといっている、売春婦の街角”でした。 タクシーからみると、ミリアンが、満面の笑顔で、手をふっていました、ちぎれんばかりに!
その”街角”がどこにあって、どういう感じのところだったか、全く覚えていないんです。
どなたか、わかりませんか?
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しかも、ガイドブックに怖いことが書いてあると、
よけいに方向感覚とか麻痺しそう...。
遥か彼方の昔@パリ、
オペラの近くのお寿司やさんのお寿司は、
美味しかったのでしょうか(笑)!?